この度、岡田幸寛が大信寺第三十二世を就任することになりました。
約400年続く大信寺の法燈を継ぐ責任の重さを思うと、誠に身の引き締まる思いであります。脈々と受け継いでこられた歴代住職の教え、師僧の教えを受け継ぎ、また未来へと継承してまいります。
先代住職におかれましては長きに渡り大信寺第三十一世として、ご尽力いただき、ありがとうございました。
令和7年6月14日をもちまして、大信寺三十一世岡田真幸が住職を退任いたしました。
平成14年に就任以来23年間、多くの檀信徒の方々のご協力により法灯を受け継ぐことができました。
その間、休憩所の建立、本堂免震化工事、駐車場造成や3回の京都知恩院団体参拝旅行、京都知恩院での3日間子ども道場引率、本堂でのジャズライブ(なむあみじゃず)、アマチュアのコンサートなど地域に開かれたお寺を推進してきました。お寺は皆さまの憩いの場であることを念頭に境内や堂宇の美化にも努めて参りました。
お寺の住職は、明治4年までは、妻帯が許されず、世襲ではありませんでしたが、皆さまのご理解とご協力のもと岡田姓で4代に渡り住職を勤めています。
明治25年に関根宏順住職が遷化(逝去)し、若干18歳にて岡田忍立上人が第二十九世住職に就任し、以来、昭和20年の遷化までの53年間、法灯を継承してきました。
その後、昭和20年から24年までは、住職不在の苦難の時代があり、その間に農地解放の嵐が吹き、大泉町の勢光寺住職に法務を助けられながら乗り越えてきました。
昭和24年12月に岡田立真上人がシベリア抑留から帰還し三十世住職に就任し、以来、53年間に念願の本堂再建を成し遂げた次第です。
今後は、新住職を陰から支え、なお一層精進していく次第です。多くの皆さまに心より感謝申し上げます。

