ナーランダー
ここナーランダーは玄奘三蔵の最終目的地。寺院というより総合仏教大学である。636年(35歳)から641年(40歳)までここで、学生として、更には教授として5年間を研究に没頭した。その間に、ここを拠点としてインド周遊の旅にも出かけた。
筆者は2008年2月19日に5時間ほど訪問した。現在は、ほんの一部だけが発掘されたに過ぎないがそれでも広大である。
大学生の現地ガイドと二人で遺跡を探訪した。それによると、玄奘三蔵は、仏教だけではなく、医学、薬学、工学など自然科学分野も学んだそうである。
5世紀に創建され、12世紀にイスラム勢力に破壊されるまで1万人もの学僧が学んでいたという。

ナーランダー大学

現在のナーランダー遺跡は、緑の芝生が広がる中にレン造りの基礎部分のみがある。

タイからの巡礼団が法要を行っていた。

広大な遺跡は基壇のレンガが残るのみである

遺跡の南西端にあるシャーリプトラのストゥーパ

破壊を免れた仏像が美しい

グプタ朝時代の第三寺院の想像図。壮麗な寺院。

発掘された寺院のプラン

基壇のレンガは緻密に積まれた板ことが分かる。

レンガが溶けて黒ずんでいる。イスラム勢力によって炎上したことの痕跡。

博物館には、発掘された仏像などが収蔵されている。
玄奘三蔵紀念堂

ナーランダ寺院跡の1.2km北東の池の畔に玄奘三蔵紀念堂がある。

正面には旅姿の玄奘三蔵像

内部の正面には瞑想する玄奘三蔵像

壁面には生涯を表す壁画
ナーランダ駅

ナーランダ駅はナーランダ寺院跡の3km南東にある。終着駅ラージギルの次の駅で、パトナ方面へ通じている。 筆者は、土産もの屋の青年2人ととバイクに3人乗りで送ってもらった。

結果的には、バスでパトナに行った方が良かった。
15:03に定刻通り列車は到着したが、パトナ到着は18:30と1時間遅れ。
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ナーランダ寺院跡
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玄奘三蔵紀念堂
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ナーランダ駅